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被相続人のペットをどうするかで揉めている

Q、相続問題で話し合いをする中、被相続人が飼っていたペットの扱いについてとても悩んでいます。相続人同士でなすりつけ合うような状況なのですが、どうするのが1番良いでしょうか?

今現在我が家では、被相続人が亡くなった後の財産について協議を行っているような状況となっています。
被相続人が残してくれた財産についてはある程度話し合いも出来てこのままスムーズに解決しそうなのですが、唯一の問題として、被相続人の生前から可愛がっているペットについてがあります。
被相続人は1人で生活をしていてペットを飼っていたのですが、このペットが大型犬なので、相続人となる私たちが簡単に引き受けて飼育することはできません。
かといって保健所などに連れて行くのも非常にかわいそうだと思っているし、被相続人が可愛がっていたので何とか相続人同士が協力するような方法で今後も飼ってあげたいと思っています。

ただどうしても賃貸住宅で生活している相続人も多く、大型犬となれば飼育をしていく上でも様々な費用が必要になるので、そこまでの余裕もなくどうしたら良いのかと悩んでいます。
他人に譲ることも考えたのですが、大型犬ともなると簡単に引き取ってくれるような人もおらず、どうするべきなのかと相続人が全員頭を悩ませています。
なんとか自分たちの手元から離さずに面倒を見てあげたいのですが、相続人の中で持ち家で生活しているのは私だけとなり、我が家には経済的な余裕がありません。
このような場合どうするのが1番でしょうか。

A、飼育する人を1人決めて分割する財産の一部から飼育費用に充てるのが1番です

ペットにも様々なものがありますが、大型犬となると、月々の餌代だけでも相当な費用が必要となってしまいます。
そのため、この大型犬を引き受けて飼育するとなれば当然ながら、経済的にある程度の余裕が必要となってくるでしょう。
まず賃貸住宅で生活をしている相続人の場合にはこのペットを引き受けることができませんから、最も可能性の高いのは持ち家に住んでいる相談者様となります。
しかし、経済的に余裕がないということですので、このペットを引き受ける代わりに他の相続人よりも少々高い割合で財産の分割をしてもらえるように話し合いをしてみてはいかがでしょうか?

ある程度のペットの寿命平均などを考えた上で月々どのくらいの食費があるのかについても実際に飼育をしている人などに相談してみれば確認することができます。
そこで必要になると思われる費用についても、他の相続人から負担してもらうといった形で遺産分割を行う段階で考慮してみてはいかがでしょうか?
もちろん他の相続人としては自分たちの大群が少しでも減ってしまうことは残念に思うかもしれませんが、かといって被相続人が可愛がっていたペットを自分達が引き取ることができないでしょう。
このような話し合いをするのが1番と言えます。

ただし、ペットというのは相続する際の財産にはなりませんので、相続税こそかからないものの、反対に他の相続人よりも多くの財産をペットのために引き受けるということになれば、その分、相続税の負担が大きくなることが考えられます。
このような部分までしっかりと考慮した上でどうするべきかを考えていくのが1番と言えるでしょう。
自分たちで考えてもなかなか答えが導き出せず、難しいと感じるのであれば税理士さんに相談してみると良いです。
どのような状況の中で相続税が必要になるのかについても詳しく教えてくれます。

成犬となった大型犬を簡単に引き受けてくれるような飼い主などを見つけるのは難しいことですから、何とかして相続人の誰かが引き取れるようにするためには、上記したような内容での協議が一番といえるのではないでしょうか。
他の相続人を含め、今一度話し合ってみましょう。