コンテンツへスキップ

被相続人に隠し子がいたけど相続はどうするの?

Q、被相続人に隠し子がいたことが発覚しました。隠し子も相続人なので、財産を分けて欲しいと言われたのですが相続分を分けなくてはならないのでしょうか?

お恥ずかしい内容になってしまいますが被相続人の亡きあと、これから相続協議を行っていくという段階で被相続人の隠し子という人物が現れました。
相続人となる家族を含めて親戚関係などもまさか隠し子がいるなんて思っておらず、非常に大きなショックを受けています。
生前、被相続人を信用し生活をしてきた私たちにとって、隠し子の存在というのは信じがたいものであり、当然ですが被相続人が私たちのために残してくれた財産を分けるというのは到底考えられないことになります。

しかし、被相続人の隠し子を名乗る人物の言い分としては隠し子であっても子供なので、相続人となるはずであり、しっかりと自分の取り分は受け取りたいというものです。
確かに子供であれば分与分を受け取る権利はあると思いますが、隠し子の場合私たちは知らなかったので私たちに残された財産を分ける必要はないのではないかとも考えています。
実際のところ法律的な問題で言うと隠し子にも財産を分けなければならないのでしょうか?
実際に隠し事のかどうかもわからない状態で得体の知れない人物に財産を分けるなどというのは考えにくいことなのでとても困っています。

A、被相続人の子供であることが証明できれば遺留分を分ける必要があります

被相続人の亡き後、隠し子が現れたというのは決して珍しいケースではありません。
もちろんご親族のかたにとっては非常に大きな色となってしまうのですが、法律的な部分でもしますと隠し子であっても被相続人と血がつながっていて、実際に子供だということを証明できれば相続人として遺留分を受け取れる権利を持っています。
ただし当然ながら被相続人の子供であることを証明する必要がありますので、これをどのように証明するのかといった部分が問題になってきます。

被相続人が残した遺言書の中に隠し子の存在が明記されていたり、認知していたということになればこの段階で遺産協議にも参加させなければならないのですが、特に遺言書がなかった場合には、認知しているかどうかを確認する必要が出てきます。
そのため、隠し子を名乗る人物の戸籍謄本などを見せてもらい実際に子供であることを確認しましょう。
子供であった場合には前述のとおり相続人となりますので、親族が行う遺産協議にも参加させなくてはなりません。
ただし、このような状況の中では感情が高ぶってしまいどうしても喧嘩になったりトラブルになったりすることが考えられるので、冷静な立場である税理士さんを間に入れて協議を進めていくことをお勧めします。

特に遺言書がなく分与分についての指示がなければ、あくまでも隠し子を名乗る人物は最低限の遺留分しか取り分がありませんから、この遺留分についてを分割するようにしましょう。
さらに遺産協議が終了した際には必ず公正証書を作り、この隠し子も遺産分割を受けたという内容証拠として残すようにしなければなりません。
公正証書を残しておかないと、後になってどんなことを言われるかもわからないため、必ず公正証書を残し全ての相続人が署名や捺印などを行った上で、なおかつ全ての相続人が一人一人のコピーでも構いませんので、所有した方が良いです。
このような方法で分割協議を終了させることにより、後々のトラブルを防ぎ、隠し子として突然現れた人物にも二度と顔を合わせる必要がなくなります。"