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代襲相続したはずの遺産がなくなっている

Q、子供の頃に代襲相続をしたはずの財産がどこにも見当たらず困っています。どうすればこの財産を調べることができるのでしょうか?

僕は自分が子供の頃に祖父が亡くなった時の財産を代襲相続で引き受けています。
代襲相続をしたということは親戚の方に教えてもらったのですが、どこを探しても僕が代襲相続したはずの遺産そのものが見つからず困っています。
僕名義の銀行口座などは全てチェックしてみたのですが残高はなく、公正証書なども手元にはないため確認しようがありません。
また、相続協議を行った際に公正証書を残していなかったようで当時、相続人となっていた方々はすでに亡くなっているため、どのように確認すれば良いのかが分からなくなってしまいました。

僕が代襲相続をしたことを教えてくださった親戚の方はまだお若いのですが、実際にはその当時、相続人ではなかったので公正証書についてや代襲相続を行った際の代理人等は全てわからないと言われてしまいました。
このような場合、なくなった財産については、僕は諦めるしかないのでしょうか?

A、代襲相続をすることになった理由によって対処方法は違います。まずご自身の銀行口座の記録を銀行から取り寄せるようにしましょう

上記のようなケースでは、まずどのような理由で代襲相続をしたのかについて考えなければなりません。
代襲相続したということはご自身の親御さんに何かしらの理由があったのかと思われます。
単純に親御さんがご自身よりも先に他界しているといった状況の中で代襲相続をしたのであれば、未成年に対し相続を受けたご自身には代理人がついているはずですので、この代理人を親戚などを頼りながら探してみると良いでしょう。
ただし最悪のケースでは、この代理人が代襲相続を受けたご自身に内緒で受けた相続を使い込んでいたり、隠し持っていると言ったことが考えられます。

そのため代理人をしっかりと見つけることができなければ自分が引き受けたはずの財産を見つけるのは非常に難しいと言えます。
またそうではなく代襲相続を受けた理由として親御さんに何かしらの問題があり、相続の欠格や廃除となっていたケースでは代襲相続を受けたご自身の財産を親の権限として勝手に使っていたりすることが考えられるでしょう。
今現在親御さんが生きているのであれば、ここについてを確認してみることも大切になります。
すぐに親御さんが亡くなっているのであれば、このような部分について事実を知るのはとても難しいといえるのかもしれません。

そのため代襲相続などをする際には基本的に税理士さんを間に入れて協議が終わった後には、公正証書を残しておくことが大切になるのですが、何かしらの理由でこのような手続きをしていなかったのであれば、当時の事をよく知る人物に確認してみる他にありません。
その結果、最終的に財産がどこに行ったのかわからないようであれば、それ以上の探しようはありませんから、諦めるしかないといえるでしょう。
またご自身の銀行口座に関しては今現在手元には通帳がなくてもご本人が銀行窓口に出向くことによってこれまでのお金の流れなどをすべて一覧として取り寄せることができますので、こうした部分で一度は自分名義の口座に財産として引き受けたお金が振り込まれていたかどうかを確認しましょう。

さらに、一度振り込まれたものが誰かの手によって引き出されているのであれば、やはり親御さんをはじめとして、当時代理人となった人が何かしらの理由でご自身が引き受けたはずの財産を使い込んでいたりすることが考えられます。
実際に使い込んでいたことが発覚した場合、ご本人が生存していれば返還請求をすることができますが、ご本人が亡くなられていたという場合にはこのような部分について返還請求を行う相手がいませんので財産は知らぬ間になくなってしまったと諦めるしかないでしょう。
はっきりと財産を使い込んだ人物を特定することができればその人物にお子様がいる以上、お子様に対して財産を使い込んだ代理人の弁済請求をすることも可能になっています。

この場合、要するにあなたのお父さんは、当時
代襲相続人となる僕の財産を勝手に使い込んだのでその返済義務があります。
ただしお父さんが元に亡くなっているので僕に対しての返還は、その子供であるあなたがマイナスの相続として引き受け、僕に対して返還(弁済)してくださいと言う内容になります。